外壁塗装の失敗や手抜き工事、悪徳業者に騙されないためのポイントと対策

2025年6月28日NEW

外壁塗装は、住まいの美観を保ち、耐久性を向上させることで、住宅の資産価値を守るために欠かせない工事です。

しかし、「思っていた仕上がりと違う」「色に納得できない」「もしかして手抜き工事?」など、

外壁塗装に関するトラブルは決して少なくありません。

本記事では、実際によくある外壁塗装の失敗事例をもとに、乾燥時間やコーキング作業の注意点、そして仕上がりに対する不満の原因とその対策を詳しく解説します。

■思っていた色とイメージが違う

外壁塗装で最も多い失敗のひとつが「色選び」に関するトラブルです。

「思っていたよりも暗い」「予想より色が薄い」「配色のバランスが悪い」など、完成後にイメージと違ってがっかりするケースが非常に多く見られます。

この原因の多くは、小さな色見本だけで最終決定してしまうこと。狭い面積で見る色と、実際に壁に塗られたときの印象は大きく異なるため、施工が終わってから

「こんなはずじゃなかった」と後悔することも少なくありません。

※失敗を防ぐための対策

外壁塗装での色選びに失敗しないためには、以下の対策が非常に効果的です。

  • 色見本だけに頼らず、複数の候補を選んで「塗板」や試し塗りを業者に依頼すること。

  • シミュレーション画像の作成もお願いし、完成後のイメージをできるだけ具体的に把握しておきましょう。

ただし、注意点として、色には「面積効果」と呼ばれる目の錯覚があります。色は面積が小さいと濃く、大きいと薄く見えるため、

色見本で見た印象よりワントーン濃い色を選ぶと、理想の仕上がりに近づきやすくなります。

また、シミュレーション画像はあくまで「全体のイメージをつかむ」ためのツール。最終的な色の判断は塗板や現物サンプルで行うのがベストです。

さらに、外壁だけでなく玄関ドアやアルミサッシ、エクステリアなど塗装しない部分との色のバランスも忘れずに確認しておくと、全体の調和が取れた美しい仕上がりになります。

■耐久性を考えずに塗料を選んでしまった

「価格の安さだけで塗料を選んでしまい、数年後に色あせや剥がれが…」というトラブルは少なくありません。

外壁塗装に使用される塗料には、アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素・無機系など、耐久性や価格に応じたさまざまなグレードがあります。

安価な塗料は初期費用が抑えられる一方で、耐用年数が短く、早ければ数年で色あせや塗膜の剥離が発生するリスクもあります。

特に塗装の失敗は、施工直後ではなく数年後に問題が表面化するケースが多いため、長期的な視点で塗料を選ぶことが非常に重要です。

※失敗を防ぐための対策

塗料選びで後悔しないためには、複数のプランを提示してくれる施工業者を選ぶことが重要です。

比較検討することで、価格・耐久性・仕上がりのバランスを把握しやすくなります。

また、信頼できる業者の特徴として、

  • 塗料の種類や性能について丁寧に説明してくれる

  • 複数メーカーの塗料を取り扱っている

といった点が挙げられます。

一方で、取り扱いメーカーが極端に少ない業者は、特定の塗料に偏った提案をしてくるケースもあり、中立的なアドバイスが得られにくいことがあるため注意が必要です。

最終的には、価格だけでなく、塗料の耐久性やアフターサポートも含めて、長期的な視点で総合的に判断することが大切です。

■施工業者選びを間違えると後悔の元に

外壁塗装の成功は「業者選び」で9割決まると言っても過言ではありません。最初の選択を誤ってしまうと、

手抜き工事や不透明な費用、保証のない施工などのトラブルに直結する可能性があります。

特に失敗事例で多いのが、以下のようなケースです:

  • 訪問販売業者の営業トークに即決してしまった

  • ポータルサイト経由で紹介された業者をよく調べずに契約した

これらはどちらも、「調査不足」によって失敗を招く典型例です。

※失敗を防ぐための対策

  • 訪問販売業者には即決しないことが原則!
     「今決めれば足場代無料」「近隣で工事中だから安くなる」など、急がせる営業トークには注意が必要です。

  • ポータルサイト紹介の業者も鵜呑みにせず、自分で調査することが大切
     多くのポータルサイトでは業者から紹介手数料を受け取っており、登録数重視の傾向があります。そのため、すべての紹介業者が優良とは限りません。

■コーキング工事は“手抜き”に要注意!

外壁塗装の中でも、特に注意が必要なのが**「コーキング工事(シーリング工事)」です。

目に見えにくい工程だからこそ、手抜きが行われやすく、数年後に大きなトラブルを引き起こす要因になりやすいのです。

コーキング工事とは?

コーキングとは、外壁材の接合部やサッシ周りなど、建物の隙間を埋めるために使用される弾力性のある防水材のことです。

これにより、外壁材の動きを吸収したり、雨水の侵入を防いだりと、防水性と耐久性の確保に欠かせない存在です。

特に窯業系サイディング外壁では、コーキングが劣化すると防水性が著しく低下し、雨漏りや内部腐食の原因になります。

◆手抜き工事の具体例

以下のような施工ミス・手抜きが実際に報告されています。

  • 古いコーキング材を撤去せずに上から新たに充填(=「打ち増し」)
    → 一見新しく見えても、内部の劣化が進行しており意味がない

  • プライマー(接着剤)を塗布しない
    → 密着性が弱まり、すぐに剥がれてしまう恐れあり

  • 剥がれたボンドブレーカーをそのままに施工
    → 本来の伸縮性能が発揮できず、ひび割れの原因に

  • 使用するコーキング材を偽る、または安価なものを使用
    → 耐久年数が短く、早期に再施工が必要となる可能性が高い

このような手抜きが行われると、わずか数年でひび割れ・剥がれ・雨漏りのトラブルに発展することも

信頼できる施工業者を選ぶことが、何よりの防止策です。

◆手抜き工事を見抜くためのチェックポイント

コーキング工事で後悔しないためには、施工前・施工中に以下の点を確認しましょう。

  • 見積もり段階で「打ち替え」か「増し打ち」かを明確に確認する
     → 「打ち替え」が基本です。増し打ちは応急処置的な方法であり、長持ちしにくいため要注意です。

  • 施工中の作業写真を記録として残してもらうよう依頼する
     → 写真で「既存のコーキングの撤去」「プライマーの塗布」「充填作業」の工程が確認できれば、手抜きリスクを大幅に減らせます。

  • 使用するコーキング材の種類と使用量を具体的に確認する
     → 信頼できる業者は「何を・どれくらい使用するか」を、品名や数量まで明確に説明してくれます。
    ✅ コーキング工事チェックリスト【施工前・施工中・施工後】

◆悪徳業者に騙されないために

外壁塗装をはじめとする住宅リフォーム業界では、消費者トラブルが年々増加しています

その中でも特に塗装工事は、見えにくい部分が多く、施工不良に気づきにくいため、悪徳業者による被害が後を絶ちません。

では、なぜ住宅塗装でのトラブルが多発してしまうのでしょうか?

▶ 塗装工事がトラブルを招きやすい理由

  • 新規参入が容易
     塗装業は特別な資格がなくても開業できるため、経験不足の業者でもすぐに参入可能です。

  • 営業だけ行い、施工は下請け任せ
     営業担当だけで契約を取り、実際の施工は別会社に丸投げされるケースも多く、品質管理が不透明になります。

  • 「安さありき」で受注を取る業者が多い
     利益優先のため、最低限の材料・作業で済まそうとする「売値決めの塗装」が横行しています。

  • 手抜き工事はすぐに分からない
     見た目では判断しづらく、2〜3年経ってから問題が表面化するため、業者は責任を逃れやすいのです。

  • アフターフォローが不十分、もしくは無い
     施工後の保証や点検が形だけ、または連絡が取れなくなるケースも珍しくありません。

このような背景から、「安さ」や「営業トーク」だけで業者を選ぶと失敗につながるリスクが非常に高いことが分かります。

 

◆悪徳業者に騙されないためのコツ

外壁塗装で後悔しないためには、業者選びの段階での見極めが非常に重要です。

以下のポイントを押さえておけば、悪徳業者とのトラブルを未然に防ぐことができます。

✅ 訪問販売業者には慎重に対応する

訪問販売業者のすべてが悪いわけではありませんが、新規参入のしやすさから、実態が不透明な業者も多く存在します。

中には「名刺ひとつで営業 → 受注後に施工を他社に丸投げ → 数か月後には連絡がつかない」といったケースも珍しくありません。

✅ 国家資格の有無を確認する

信頼できる業者の見極めポイントのひとつは、「代表者が塗装関連の国家資格を取得しているかどうか」です。

たとえば、「無免許の人の車に乗るか、免許保持者の車に乗るか」と考えると、信頼性の違いがイメージしやすいでしょう。

✅ 大幅な値引きには要注意!

「今だけ特別価格」「近所の足場を流用するので割引」「モニター価格でお安くします」など、20万円以上の大幅値引きを提示する業者には注意が必要です。

本来必要な作業が省かれたり、低品質な材料が使われたりするリスクがあります。

✅ Google口コミ&相見積もりは必須!

信頼できる業者を選ぶためには、**Google口コミの評価(目安は50件以上、できれば100件以上)**を確認しましょう。

また、必ず2〜3社から相見積もりを取り、価格だけでなく説明内容・対応の丁寧さなども比較検討することが重要です。

📝 最後に

大切な住まいと、大切なお金を守るために。

今回ご紹介したポイントが、皆さまの塗装工事を成功させるためのヒントになれば幸いです。


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