「タテイル2」は従来の樹脂グレードにとらわれず設計した塗料であり、「フッ素塗料」、「無機塗料」といった枠組みでは定義できません。その塗膜は物理的にも強靭であり、スーパーUVテスターなどの促進耐候性試験においても無機塗料を超える光沢保持率を実現しています。
ラジカルとは、塗膜を攻撃する劣化因子で、酸化チタンという白顔料に紫外線が当たることで発生します。
ラジカル制御とは、その白顔料をバリア層でコーディングすることでラジカルを封じ込め、HALS(光安定剤)でラジカルを無害化、UVA(紫外線吸収剤)で紫外線を防ぐ技術のことです。
従来のラジカル制御形白顔料では、コーディングの層が薄く、完全にはラジカルを封じ込めきれませんでした。HALSも添加しただけのため放散しやすいという問題がありました。
その問題を解決したのがタテイル2です。多重ラジカル制御白顔料は、厚い多重構造バリア層で酸化チタン(白顔料)の表面をコーディングしており、紫外線の侵入を防ぐとともにラジカルを確実に封じ込めます。また、HALSを樹脂の設計段階から組み込むことにより、放散することなく長期に亘って効果を発揮し続けます。
無機を超える素材を造るーその答えは従来の有機素材の中に答えはありました。有機素材それぞれのポテンシャルを最大限まで引き出した「有機トリプルレジン」
無機塗料のウィークポイントを全て克服し、かつ無機塗料を凌ぐ圧倒的な耐候性を備えた全く新しい塗料です。
退色不安を払拭し耐候性を向上
有機HRC樹脂の塗料パフォーマンスを最大限に発揮するためには、年月と共に進行する退色・変色の回避は避けることができない課題でした。
導き出した答えは、“不安・懸念要素の追求”。
退色不安を払拭した塗膜は長期に渡り色彩を保ち、建物の美しさを維持し続けます。
艶消し、半艶(5分艶)などは、艶調整剤を添加することで作られますが、艶調整剤を入れる分樹脂量の配合率は低下するため、同じ製品であっても艶の違いで樹脂の性能には差が生じます。
T2(タテイル2)は有機HRC樹脂の優れた性能を最大限発揮させることを優先した艶あり製品のみのラインナップです。
従来から実施している超促進耐候性試験「スーパーUVテスター」を長い照射サイクルで連続運転し、標準より高い促進倍率で他社製無機塗料(期待耐用年数20 年)との比較を行いました。
強い促進サイクルで運転した結果、無機塗料(A社)の塗膜は艶を完全に失ってしまうのが分かります。一方、T2(タテイル2)は600時間経過してもなおJIS A 6909 耐候形基準値(光沢保持率 80%以上)を保持しています。
ガラスの表面にも存在するシラノール基を表面に有することで、親水性を発揮し水の膜を形成します。それにより付着した汚染物質を浮かせ、汚れを流し落とします。また、静電気の帯電も少なく、チリやホコリを寄せ付けず建物の美しさを長期にわたり保ち続けます。
T2(タテイル2)の強靭な塗膜はなめらかで光沢を持ち、かつてない美しい仕上がりを実現しました。美観性と防汚性に優れたその塗膜は、建物を守り、長期にわたり美しさを保ち続けます。
年数はメンテナンスの目安であり保証値ではありません。立地条件や周辺環境などにより前後することがあります。
30年間の塗り替えでかかるお客様の資産にならない費用
メンテナンス費用を含め住宅の一生を考えたライフサイクル(生涯費用)を考えたほうが長い目で見ればお得になります。