ブログをご覧の皆さん、こんにちは
徳島の屋根外壁塗装専門店、
㈱煌工房です(＾･ω･＾)
本日はシート防水の１種である塩ビシートを用いた防水をご紹介します！！
煌工房でもよく使用している工法でもあるため皆様にご紹介いたします(^▽^)/
「塩ビ」とは？
塩ビとはポリ塩化ビニール（プラスチックの１つ）の略称です。
身近なもので言うと文房具や水道管、食品用のラップなどがあります。
塩ビは耐久性が高いだけでなく、難燃性（燃えにくい）や耐薬品性（酸やアルカリに強い）にも優れているため様々なものに使用されています。
塩ビシートを用いた防水
塩ビシートを用いた工法として「密着工法」と「機械的固定工法」の２種類があります。
「密着工法」
下地の清掃・乾燥を行いプライマーを均一に塗布します。
その後、下地と塩ビシートの間に接着剤を塗布し塩ビシートを張り付けていきます。
立ち上がり部分も同様に施工していきます。
この際、空気が籠らないように工具（ローラーなど）を使用して施工を行います。
張り付け後は仕上げ材を塗布して完工となります。
メリット
・施工に必要な部材が少ないため低コスト、短期間の施行が可能
・台風などの強風に対しての耐久性が高い
デメリット
・下地に水分が含まれ過ぎていると施工が困難
・下地に凹凸があると施工困難
「機械的固定工法」
下地の清掃はもちろん、下地の強度に問題がないか確認を行います。
この際、下地に水が溜まるようであれば補修工事を行います。
次に絶縁シートを張り、ディスク板（円盤状の金物）を取り付けます。
その後、防水シートを上に張っていきます。ここでディスク板と防水シートを融着させます。
融着が完了したらシートの繋ぎ目にシール材をシールして完工となります。
メリット
・下地の状態に左右されず、施工後の膨れといったトラブルが起こりにくい
・既存の防水層を撤去せずに施工が可能
デメリット
・密着工法よりも高コストで工期が長くなりやすい
・人が歩行する箇所への施行はお勧めしない
・下地に凹凸があると施工困難
塩ビシート防水はどんな箇所に適している？
凹凸がなく平らな場所
シートを敷き詰めていく都合で凹凸などがある複雑な形状には不向きです。
陸屋根のお家やビル、マンションなどの屋上に最適の施工方法となります。
施工面積（㎡）が広い場所
シートを敷き詰める施工方法のため、広範囲でも一気に施工できます。
シートも工場で生産されているもののため広い面積をムラなく均一な防水性能で保護することができます。
もちろん狭い場所であっても施工は可能ですがその分手間が掛かります。
狭い箇所に合わせてカットする為、余分な手間代が出てくる可能性があります。
その為、ベランダなどの狭い箇所にはFRP防水やウレタン防水をお勧めします。
塩ビシートの耐用年数と劣化症状
塩ビシートの耐用年数は約１０～２０年と言われています。
塩ビシートは塗料と同じで紫外線に弱く、屋上などの影にならない場所に施工をすると早期に劣化症状が現れるケースもあります。
劣化症状として……
◇シートの膨れ・浮き・破れ・めくれ
◇結合部分や端が剥がれてきた
◇シート内に水が溜まる
などが挙げられます。
これに伴い、雨漏りが発生し構造物の寿命を大きく減らしてしまいます。
まとめ
今回は塩ビシート防水についてまとめてみました。
塩ビシート防水は上記で述べたように紫外線により劣化を起こします。
その為、悪化を見過ごさないことが余計な費用を掛けずメンテナンスを行える重要な鍵となります。
定期的な清掃や点検を行うことをお勧めします。確認ができない場所の場合は業者に確認してもらいましょう。
防水層は雨水からお家を守る大きな役割を持つため、施工の際は実績のある信頼できる業者を選ぶようにしましょう。
煌工房では１級防水施工技能士の防水職人が現場調査、施工を行うため安心・高品質な施工をお届けします。
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